灯争大戦後のヴィンテージ
灯争大戦後のヴィンテージ
どうもお久しぶりです、たれ太です。

今月の3日、待望の灯争大戦が発売されました。

元々プレビューの時からカードパワーが高いセットと評価されておりましたが、実際全てのフォーマットに大きな影響を与えました。
モダンではMOでアロサウルスがグリセルに進化して1ターン目キルを決めたり、レガシーではウギンや爆発域を得たポストが勢力を増していたり…

そしてヴィンテージもまた、二人のPWによって大きく環境が変わりました。

皆様ご存知の通り「大いなる創造者、カーン」と「覆いを割く者、ナーセット」です。

まずカーンですが、主にMUDで採用されその常在型能力で逆説やミラーに対し大きくロックをかけていきます。
MUDならまだクリーチャーではっ倒せるのですが、逆説だとハーキルで戻らないわ、撤廃でバウンスするのに5マナかかるわで、ヌルロ以上に対処し辛い存在となっております。ついでに+能力でMOXを潰す事でアカデミーから出るマナを減らしてくる辺り、徹底的に逆説を許早苗感を感じます。

また-能力でサイドから状況に応じたカードを持ってこれるため、常在型能力が効かない相手でも仕事ができるのも強みです。
最近はマイコシンスの格子をサイドに入れている事が多い為、エナフラを貼って勝ちを確信したらカーンからのマイコシンスで逆に盤面を吹っ飛ばされる事態が発生するようになりました(後サバイバル相手にメインからサイドのトーモッドやワムコ持ってくるの本当辞めてください、死んでしまいます)。

こんな感じでカーンはかなりの影響を与えたのですが、それ以上にヴィンテに影響を与えたのがナーセットでした。

レオヴォルド宜しく常在型能力がやはり強く、置かれただけでソーサリーのドロソが何の役にも立たなくなり、アンリコや逆説も凄く弱くなります。
レオヴォルドと違って自身がクロックにならない為、ナーセットだけでは勝てないのですが、ほぼ墓荒らし専用カードのレオヴォルドと異なり青ければどんなデッキにも入り、ロータス1枚で出せるのが非常に大きなメリットとなっています。

またダクとの相性も良く、マナベースも赤青2色で済ませることができる為URタッチ1色ならどんなデッキでも組み込めるのも強みです。

-能力のアズカンタに似た能力も当然ながら強く、先代ナーセットと異なり、アドを取れない事がほとんどありません(まあ先代は+能力なので一概に比較はできないですが…)。
2回能力を起動して後はそのまま置いておくだけでも十分ですし、必要に応じて2体目のナーセットを貼り直す選択肢も取れます。

そして3マナと言うPWの中では軽いマナコストも魅力の一つで、相手にラヴィニア出されてもキャストできないという事態は早々ございません。
少なくともトレクルやディグみたいにラヴィニアを出された時点でWillのコストにも出来ずハンドで腐るという事が無いのが良いです。

その為ナーセットはURパイロ、逆説、オースなど青が入る様々なデッキに採用され、先日の晴れる屋大阪店の関西帝王戦では42名参加した中でナーセットが52枚使用されました。
多分ヴィンテでは現在神ジェイス以上に影響を与えているPWといって差し支えないと自分は思っております。

そんな訳でカーンとナーセットの話をしましたが、それにより環境が以下の様に変わりました(といっても灯争大戦から数日しか経っていないのでまた変動する可能性は御座いますが…)。

1.URパイロが新しい妨害手段を得た事によりtier1に。緑をタッチした型も登場。

2.新しい戦力としてカーンを獲得し、ナーセットの常在型能力が刺さらないMUDが増加。

3.逆説はナーセットとカーン両方ともきついものの、自身もナーセットを使える為そこまで数は減少していない印象。ナーセットと相性の良いツイスターやフォーチュン等7ドローを採用した型も以前より増加。

4.MUDの増加により、タルモが使用できる墓荒らしも増加気味。レオヴォルドとナーセットを併用する方も(因みににタルモさんが今一番活躍している環境ってヴィンテな気がするのですが、如何でしょう?)。

5.サバイバル的にはMUDが強くなって数が増加したのがつらたん。ついでに言うとバザー入りの純正はナーセットが刺さる為更につらたん。

という事でしばらくの間はこれらを考慮してデッキを組まなければいけません。
明日東京mtgの大会があるのですが、どんなデッキで行ったものか…実に難しいです。

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