GP静岡参加にあたり:レガシーのデッキ選択編
皆様お久しぶりです、たれ太です。

先週の木曜から昨日まで静岡に滞在し、GP静岡のレガシー本選及び日曜のヴィンテージイベントに参加してきました。

それに関して思った頃を徒然なるままに、色々と書いていこうと思います。

■レガシーのデッキに関して
GP静岡のデッキに関してですが、静岡への参加を申し込んだ時はオリジナルデッキでの参加を考えており、もしそのデッキが勝ち越しを狙えない様だったら良い感じのグリコンのレシピをコピーしていこうと考えておりました。そしてGP千葉の時は「青白スピリット」、統率者発売時は「グリクシス百合子」を回し調整していた…のですが、以下の理由により両方ともポシャりました。

・青白スピリット…その当時1番のトップメタだったグリコン相手にめっちゃきつい。特にラスアナが着地するとほぼゲームが終わる。後プレイングが繊細になりがちで難しい。

・グリクシス百合子…通常のグリコンよりアドを稼ぎやすいが、個々のパーツの弱さが目立つ事がある(ハンドに忍者が固まると悲しみがマッハ)。後コンボへの相性がどうしても宜しくなかった。

その後はヴィンテ神が近い事もあって、しばらくはレガシーをやらず、ヴィンテージでパルン=ニヴミゼット入りイゼコンやティムールハイドラを作っては回して楽しむ生活を送っておりました。

そしてヴィンテ神後、GP静岡に向けていい加減レガシーをやらんとアカンですよねという事になりデッキを模索する事にしました。幸か不幸か、オリジナルデッキを作る欲はヴィンテージで解消されていた為、レガシーでコピーデッキを使う事に抵抗はなく、直ぐにグリコンの調整に入りました。

…が、色々なリストを参考に組んで回していたのですが、どうも個人的にしっくりこないという。理由は主に下の2点でした。

1.早いターンに置けるクロックが存在しない。
コントロールなので当たり前ですが、構成上序盤からライフをガシガシ削る事が出来ません。なので盤面を取ってから瞬唱やアンコウで削り切る・もしくはPWの奥義を目指す形になるのですが、コンボ相手にキルターンが遅いというのは非常に気がかりでした。またキルターンが遅い事はゲームの消化に時間がかかるという事であり、このデッキを使うにあたって、プロプレイヤーやコントロールを使い慣れているプレイヤーなら何の問題もありませんが、私の様なドヘタプレイヤーが使った場合引き分け製造機になり得るというのも心配の種でした。

2.ヒムがつよわい。
グリコンのヒムはグリコンというデッキを作るにあたって理由の一つとなるカードですが、個人的にはこのカードが非常につよわく感じました。上手くいけば強い所2枚を持っていけるのですが、ランダムなので逆も然りという、ブレが激しいカードというのが実に大きいです。後やはり黒黒というマナシンボルがどうしても気になっておりました。

そんなこんなでグリコンに思っていたよりの感触を得られず、しばしの間悶々とした時間を送っておりました。また調整している間にAK型の奇跡が現れてグリコンの奇跡への優位性が無くなったりしたのも気がかりでした(まあAK型の奇跡は最近はそこまで見なくなりましたが…)。

そして致命的になったのがGP静岡前のレガシー神挑戦者決定戦。優勝はBGデプスでしたが、トップ16までには赤単プリズンやエルドラージといったチャリスや月を使うデッキ、早いクロックを持ちグリコンが触れない置物である苦花を有するグリデル、そして熟練者の使う奇跡と並んでいました。これを見て「アレ?これグリコン使うのめっちゃ辛いのでは?」と思いました。

こうなるとグリコンから他のデッキにシフトしようかという考えが当然出てきます。手っ取り早いのはグリデルにシフトする事で、これでグリコンで悩んでいたクロックの件とヒムの件は解消できます。また苦花を採用する事で奇跡やグリコン等のコントロールに強くなる事が出来ます。問題はマナベースの厳しさで、血染めの月対策に1枚島を入れてるタイプもありますが、それでも赤単プリズンが多いと踏んだこの環境では使用するのに中々勇気が要ります。

さて、どうしたものかな…と思ってると、レガシー神のトップ16のデッキの中に変わったデッキが入賞しておりました。

http://www.hareruyamtg.com/jp/k/k216711/

…ニヴメイガスの精霊入りURデルバー?
流石にレシピを見た時は目を疑いました。いや、ストームで複製したコピーをニヴメイガスで食べるという発想は勿論知ってましたが、あくまでネタの範疇でガチで結果を出すと思ってなかったからです。
そしてこのデッキ、使用者が『東方永劫譚』のななかけるゼロ氏という事を知り、ちょっとした興味心からデッキの経緯を調べてみる事にしました。

ツイッターで調べると【URゴミ】とか【URトラッシュ】とか散々な呼ばれ方をされておりましたが、中々に良い結果を出している事を知りました。そもそも冷静に考えてみると今のメタの立ち位置的に、デルバーの中でもURデルバーは良いポジションにいる気がしました。デルバーの常としてチャリ1こそきついですが、赤いカードが多いので血染めの月に抵抗があり、1ターン目に島からデルバーという動きをしてもマナベース的に辛くないというのが非常に気に入りました。

ニヴメイガスに関しては懐疑的でしたが、確かに先置き出来ればチャリ1を置かれても腐ったカードを活用できる事、また赤青なので月を貼られても出せるし、いざという時はWillのコストにもなるというのは良いと感じました。後メインフラスター4は極端に見えますが、コンボ相手とコントロール相手には悪くないですし、腐る相手にはニヴメイガスに食わせれば良いと考えるとアリな気がします。

とはいえグリデルはともかく、URデルバーは数年前に一度使った事があるだけ。今からURデルバーにデッキを変えるのはリスクを伴います。そこで毎度恒例の優柔不断スキルが発動してしまい、グリコンかURにするか結論を出せずにGP静岡一日目を迎えてしまいました。

とりあえず出来ていたグリコンのデッキとURのパーツを持ってバスに乗って会場へ向かい、アルマスシールドの受付をした後、ぶらぶらしながら「明日のデッキをどうしようかなー…」と悩んでると、偶然やすこーさん(私のフォロワーさんでありデッキ構築の師匠的存在。めっちゃプレイが上手く、特にデルバーを使うのが得意。2年前のGP千葉で4cデルバーを使った時もデッキ構成に関して有益なアドバイスを下さりました。)と遭遇。そこで「グリコンって立ち位置的にアリだと思いますか?」と聞いた所、返答は「難しいと思うよ。」との事。その後理由を説明して下さったのですが、その理由は私が上で上述したものと概ね同じものでした。

その説明を一通り聞き、自分の考えが間違っていなかったと感じた私はそこでURニヴメイガスを組むことを決意。やすこーさんと別れた後グリコンのパーツを全て買取に出し、その資金+αでURニヴメイガスの足りないパーツ(とBazaar of Baghdad)を購入。その後ネカフェに行ってデッキ制作を始めました。
内容に関してはななかけるゼロ氏が使っていたレシピをベースに、自分好みのテイストを加え、以下の様なレシピを作成しました。

====================
使用デッキ:URニヴメイガス(たれ太改悪版)

クリーチャー 14
秘密を掘り下げるもの 4
ニヴメイガスの精霊 4
渋面の溶岩使い 2
瞬唱の魔道士 2
真の名の宿敵 2

ソーサリー 4
思案 4

インスタント 24
渦まく知識 4
意志の力 4
目くらまし 4
狼狽の嵐 4
稲妻 4
火+氷 1
削剥  1
残響する真実 1
危険因子 1

土地 18
Volcanic Island 3
島 2
山 1
汚染された三角州 3
沸騰する小湖 4
血染めのぬかるみ 1
不毛の大地 4(本選当日におみさんからレンタル)

サイドボード 15
紅蓮破 2
ゴブリンのクレーター掘り 2
発展の代価 2
冬の宝珠 2
イゼットの静電術師 1
フェアリーの忌み者 2
水流破 1
真髄の針 1
罠の橋 2
====================

デッキを組んだ後、果たしてこれが吉と出るのか凶と出るのか…
と思いながらネカフェで軽く寝て、朝本選へと向かいました。

大会内容についてはまた今度記載したいと思います。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索